投資信託とは、投資家から資金を募り集めた資金を、プロの専門家が管理・運用して、得られた収益を投資家に還元する金融商品です。
株式や債券などに分散投資して、その運用実績を投資家の投資金額に応じて分配します。
運用成績はその時々の経済状況などによって左右され変動します。
運用がうまくいかず損失が生じることもあり、元本は保証されていません。
大きな利益を得ることもある反面、がっかりするような損をすることもあります。
★投資信託はどこで買うの?
投資信託は委託会社(投資信託委託会社)によって作られ、証券会社・銀行・郵便局などで販売します(販売会社)。
★投資したお金はどうなるの?
販売会社は投資家から託されたお金を委託会社に提供します。
委託会社はそのお金を資産管理を専門とする受託会社(信託銀行)に保管してもらい、受託会社に対し株式や債券の売り買いなど、運用の指図を行います。
運用実績の責任を負うのは委託会社で、高い収益を上げられるかどうかその委託会社の実力にかかっています。
証券会社・銀行・郵便局などの販売会社は、投資信託の募集をし、売り買いの注文を受け、収益分配金や償還金払いを行い投資家の窓口となります。
商品の質問に答えたり、説明したりしてくれますが運用にはかかわってはいません。
投資家は投資信託を購入することによりその投資信託の受益者となります。
受益者の権利は収益分配金を受け取る権利、投資信託を換金をする権利などがあります。
この権利を表示するのが受益証券ですが一般的には証券会社などの販売会社に預かってもらっています。
投資信託には、どんな商品があるの?
投資信託には多種多様な商品がありそれぞれ特徴があります。
【インデックスファンド】
株式投資信託の一つで、株価指数に連動することを目標に運用します。
株価指数には、日経平均株価・TOPIX(東証株価指数)・S&P・DAX(ドイツの代表的な株価指数)などがあります。
それぞれの株式市場が上昇するとそれに連動したインデックスファンドも値上がりし、下落すると値下がりします。
日経平均やTOPIXなどの聞きなれた指標に連動するという意味では非常に分かり易いとも言えます。
運用スタイルはパッシブ運用となります。
【MRF(マネー・リザーブ・ファンド)】
MRFは公社債投資信託で、高格付けの公社債やCD・CPなどの短期金融商品で運用されます。
証券会社の総合口座位において、株式や債券、投資信託などの売却代金、分配金などは自動的にMRFで運用されます。
また、株式や債券、投資信託などを買付するときは、自動的にMRFを解約して買い付け資金とします。
売り買いの決済として利用される性格があります。
流動性と高い安全性を確保するため運用内容は厳しく制限され、可能性としては元本割れもあり得ますが、極めて安全性が高いです。
利回りは運用次第ですが銀行のスーパー定期などよりはだいぶ良いようです。
【ブル型・ベア型ファンド】
ブル型ファンドは相場が上昇すれば利益が出るよう運用されるファンドの事です。
また、ベア型ファンドは相場が下落すれば利益が出るように運用されるファンドです。
ベア型ファンドは、例えば株価が値下がりするような市況下で利益が得られるファンドです。
2倍型3倍型があり、希望によってリスクをかけハイリターンを求めることが出来ます。
2倍型のブル型ファンドでは相場が10%上昇すると、ファンドはおおよそ20%上昇します。