毎日のように履く靴下はすぐ擦り切れてしまいますよね。
しかし、靴下はちょっとだけ手間をかけて繕うと、2倍くらい長持ちします。
5分か10分くらい使ってチョイチョイと繕う事で、ぱっと見だけでは分からないくらいにできますよ。
(ただし、靴下の色や素材にもよります。黒い靴下はかなり目立たないように繕えますが、淡い色の薄手の靴下は難しいです)。
この繕う時のコツは「ほんのちょっと擦り切れ始めた段階ですぐ繕う」という事だけです。
擦り切れが大きくなればなるほど繕うのに手間がかかるし跡が目立ってしまうため、意味が無くなります。
履き始めて数週間後くらいして、かかとや指の付け根の生地がわずかに薄くなっていたら、縫い針と糸を用意します。
- 糸は木綿か化繊で、靴下の生地が厚ければ太めの糸、薄手なら細めの糸が良いと思います。
- 縫い方は、薄くなっている箇所を中心に、縦・横に適当に並縫いでステッチします。
- 繕うというよりも、縦横に糸を通して布を補強する感じです。
- 縫いながら心持ち糸を引っ張るようにすれば、靴下生地の繊維同士が引っ張られて密になり、強度がアップします。
- また、生地の中に糸が埋没するので目立ちにくくなります。
ただ、引っ張りすぎると生地がよれて履き心地が悪くなるので加減してください。
履いたときに足の皮膚が透けて見えるくらいに擦り切れた靴下を繕うとどうしても繕い跡が目立ちます。
わずかに擦り切れた時点で繕うというのがポイントです。
ひと縫い、ふた縫いしておくだけでかなり強度がアップしますよ。
やや厚手の黒の靴下を黒の糸で繕うとほとんど見た目や履き心地に影響せずに繕えます。
もうひとつのコツは、縫い始めと縫い終わりに玉結びをしないことです。
玉結びする履いたときにゴロゴロしますし、意外と目立ちますので、玉結びの代わりに、返し縫いをすることで糸が抜けないように処理してください。
こうすれば、どこが縫い始めでどこがおわりなのか、見た目では全然分からなくなりますよ。
500円の靴下を2倍長持ちさせたら単純に500円の節約です。簡単にできるので試してみてください。