引っ越し費用を節約しようと、自分で荷物を運ぶ(いわゆる自力引越し)を試みる方も多いですが、
下手な運搬をすると壊れてしまう危険性がある家電もあるのでご注意を!
代表的な家電としては、
- 洗濯機や
- 冷蔵庫、
- またエアコンの室外機
となります。
これらの家電は、寝かせて運ぶことがNGとなっており、もし横にして運べば壊れてしまったり、寿命を短くする事があるので注意して下さい。
一例の症状としては冷蔵庫やエアコンであれば冷えなくなったり、洗濯機であればゴトゴトと騒音がうるさくなってしまったら、もう修理しか対処法が無くなってしまいます。
縦にしないといけない理由は、
冷蔵庫だと本体内側に冷気を作るためのコンプレッサー(気体を圧縮させる箇所)というパーツが作動しており、稼働させるためにはオイルが必要になります。
このオイルが冷蔵庫を横にする事で配管内を伝わって、関係の無い場所に流れてしまい、オイルが無い状態で運転する事でコンプレッサーが過熱を起こし、故障につながるという仕組みです。
(コンプレッサーは温度が異常に高温になると自動にストップします。この場合、1日は電源をコンセントから抜いて様子を見て下さい。)
また、配管も銅パイプで出来ているため、衝撃に弱く傷が付くとガス漏れの原因にもなってしまいます。
この理由から、縦にして運んで下さいとメーカーサイドも伝えています。
(冷蔵庫の移動時にはメーカーも立てて運搬できる車両を開発するほどですから、それだけ繊細に作られているという事が分かりますね。)
洗濯機だと本体内側にある洗濯槽は宙釣りになっており不安定な状態ですが、寝かす事により中心の軸がずれることがあり、結果、洗濯槽が上手く回らずに異常音が出ることがあります。
エアコンは、室外機が冷蔵庫と同じようにコンプレッサーが入っているため、寝かすと上述のように故障につながります。
(ただし、搬入経路(階段や曲がり角)の幅次第では、専門業者でも斜めにして運ぶ事もあります。)
せっかく頑張って運んでも壊れてしまって新品購入や修理では元も子もありません。
細かい荷物は自分で運び、冷蔵庫や洗濯機だけは専門業者に依頼するようにして下さい。
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今は、自力での運搬が難しい家電・家財だけを業者に運ぶ方も増えているのでぜひ参考にして下さい!
上手に引越し先まで運べても、サイズ問題で通路や階段を上手く通せず、搬入不可のようなトラブルも起こっています。
大型家電になるほど、設置までが難しいので、プロに任せてしまいましょう!